この度はSHORT MOVIE CONTEST 第1弾「LGBT × ?」に
多数のご応募を賜りまして厚く御礼申し上げます。

SHORT MOVIE CONTEST 第1弾という初の試みの中、約200作品にも及ぶ多数のご応募をいただきまして、誠にありがとうございます。

今回は審査員に映画監督・深川栄洋氏と株式会社フジテレビジョン報道局所属・阿部知代氏を迎え、「LGBT × ?」というテーマで募集させていただきました。

LGBTは身近になりつつあるテーマであり、社会に浸透しているという見方もできる一方で、個人のレベルにおいてはまだまだ理解されていないと感じる局面も見受けられるテーマではないでしょうか?

独創性、社会性に富みながらも、一つのエンターテイメント作品として見事に成立している作品をご提出いただいた受賞者の方々に最大の賛辞をお送りするとともに、ご応募いただいた多くの方々に、改めて深く感謝申し上げます。

~映像部門
グランプリ
加藤卓哉 様
「春の佳き日」

あらすじ

とある春の日。 持田家の三人兄弟の末っ子・恵三(20)は、母・静(58)の見舞いに出かけた。 余命を知った母は、「最後になるかもしれない」と一緒に桜を見に出かけたいと言う。 車椅子で公園にやってきた二人。 恵三は、母にずっと言えなかった秘密を持っていた。 散りゆく桜を見つめ、死にゆく母とこれまでの自分に想いを馳せ、真実を告げる決断をする恵三。 すると母から告げられる、思いもよらなかった事実。 息子と母のそれぞれがささやかな一歩を踏み出す、春の佳き日の物語。

審査員コメント

深川栄洋氏
監督の眼差しが気持ちの良い作品でした。 母親と息子の会話から想像できるこれまでの時間が、静かですが染みました。 ショットや編集の狙いに作家性を感じたい。

阿部知代氏
映像がとても美しく、カット割りも計算されています。 主演の息子役がとても好くて、ラストシーンに感動しました。

受賞者コメント

この場を借りてお礼を言いたい人が二人います。まずは「加藤さん何か撮ろうよ」といつも会うたび現場モードに駆り立ててくれる撮影の池田さん。 この作品が撮れたのは、彼のおかげです。それともう一人。僕にはゲイの友人がいます。最初の脚本はまったく逆の内容で、 カミングアウトの苦悩や親との確執を描いたのですが、彼に読んでもらったら「僕たちは普段から普通じゃないってことで苦労してるのに、 映画見てまでこんなツラい思いしたくない」と言われました。反省しました。それから彼に観てもらいたくて、真逆の内容に書き換え、 美談だとかキレイすぎると言われてもいいから、何か元気みたいなものが伝わることを目指して撮りました。たった一人のために作った作品が、 こんな形で世に広がっていくことはとても感慨深く、審査をして下さった皆さんに心から感謝したいと思います。

~映像部門
優秀作品
中川晴樹 様
「オトコノクニ」

あらすじ

敵対する組織と抗争中の安田組。 ある日、加藤と中川が襲われ、中川が怪我をする。 ビビって逃げ腰になる組長の安田。キレた加藤が報復として、相手の組員を襲う。 すると今度は凄腕の殺し屋が送り込まれて、篠崎・林・本折が殺られてしまい、組長は逃げてしまう。 極限状態に追い込まれた加藤と中川は、お互いの秘めていた思いが溢れそうになりながらも、 それを必死で押し留め、逃げようとするが・・・。

審査員コメント

深川栄洋氏
興味深く、面白く観させていただきました。まさかの展開からの、予定の調和。短編という枠組みは、演出の魔法が解ける前に終わりが来ました。

阿部知代氏
完成度がずば抜けている。怖くて切なくて笑えました。

受賞者コメント

制作していたのは2016年で、まだこういった作品を実写でエンターテインメントとして映像化するのが一般的になる前夜だったと思います。 ヤクザ映画と、ミュージカル映画と、男同士の愛情のようなものを掛け合わせた、自分の大好きな作品です。 こうして評価されたことをとても光栄に思います。

~映像部門
優秀作品
Zuppix 様
「?Queer」

あらすじ

男の体をして心も男で異性を好きになるのなら、この世界では体は緑色になる。 主人公Qは男だ。男の体をしているし異性を好きになるからである。だからQのからだは緑色である。 Qは女性の着るドレスが好きであった。 しかしドレスを自分で着るのが好きなのか、ドレスをきた女性が好きなのか。 本当は女性になりたいのか? それとも男性として異性である女性に憧れているだけなのか? Q本人もよくわからなくなった。 よくわからないときのQの体は灰色になる。 Qのセクシュアリティは現在、クエスチョニングであるということに気がついた。  

審査員コメント

深川栄洋氏
太く強い身体と憧れの赤いドレス。しかし、赤いドレスがよく似合うのは柔らかい曲線。 似合う服より、着たい服を選べる意思を持っていたい。文字ではない表現がいいなぁ……読むと感じなくなってしまう。

阿部知代氏
とても好きな世界。もう少し長く観たいと思いました。

受賞者コメント

性自認がわからない、 もしくは決めないクエスチョニングというおおらかなセクションがあると知るだけで気持ちが楽になる人がたくさんいるだろうなと感じこの作品をつくりました。 性自認は男、女、レズ、ゲイ、バイと決めなくてはいけないものではなく、わからなくてもいいし、 グラデーションのように日によって移り変わってもいいものなのだということを伝えられれば幸いです。 今回のこのSHORT MOVIE CONTEST第1弾を通じて普段とは違った側面から自分自身を見つめ直すことができ貴重な機会となりました。 主催、運営していただいた皆様に感謝申し上げます。

~脚本部門
グランプリ
あーかみーこ 様
「秀斗のオトンもオカンも男なんやて」

あらすじ

小学3年生の金子颯太(かねこそうた)はシングルマザーに育てられていて父親の顔すら知らない。 ある日、クラスメートの柏木秀斗(かしわぎしゅうと)の両親が同成婚のゲイと知ることになる。 母親が男である事を颯太は気持ち悪がり馬鹿にするも、 実際に秀斗の両親に会うと自分の母親よりも母親らしく、父親よりも父親らしいことを知る。 両親の愛に飢えている颯太は秀斗にジェラシーを覚え、「オカンが男って気持ち悪いな!」と暴言を吐いてしまう。 二人に愛されてとても幸せだと話す秀斗に反論する颯太。 自分には父親がいないが寂しくないと怒鳴る颯太の目に涙が溢れだす。 颯太は秀斗と本音で言い合い、家族のあり方を考える。

審査員コメント

深川栄洋氏
子供の身体を借りるとテーマに振れ幅を作ることができる。 素直さと感受性が光っている。LGBTというテーマを前にすると、どうして大人は硬直してしまうんだろう。 今の子供たちが大人になる頃に、ようやく日本も変われるのかもしれない。もう少し時間が必要。

阿部知代氏
関西弁なのが良い雰囲気を作っていますね。ほんわかして好きです。

受賞者コメント

この度はSHORT MOVIE CONTEST第1弾のグランプリに選出して下さり誠にありがとうございます。 関係者の皆さま及び審査員の皆さまに厚く御礼申し上げます。 一報を知らされた時は、思わず「やった!やったーっ!」と両手を上げてしまいました。 脚本を学び始めてまだ日の浅い私ですが、いつか自分の作品を映像で見てみたい!と希望を抱いていました。 私自身も第1弾の受賞作品です。たくさんの方に観て頂けたら嬉しいです。 素晴らしいコンテストの名に恥じぬようこれからも精進します。チャンスを下さり、ありがとうございました!   

さいごに

この度は沢山のご応募をいただき誠にありがとうございました。
本コンテスト主催のMijika株式会社およびSAIGATE株式会社は常にクリエイターを募集しております。
テーマを問わず、エンターテイメント性の高い作品を自主応募にていつでもご応募ください。
今後ともMijika株式会社とSAIGATE株式会社をよろしくお願い致します。
※自主応募はこちらから

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