SAI STARTUP AWARD
テーマ「密室」
受賞者
脚本部門 優秀賞
賞金50万円
北山 益春 様
「はーとぶれいく☆エンドローラー!」(仮称)
映像化・商業化に向け始動!!!
乞うご期待!!
映像部門 優秀賞
該当者なし

この度はSAI STARTUP AWARDに
多数のご応募を賜りまして
厚く御礼申し上げます。

第一回という試みのなか、想定を大幅に上回る100作品以上のご応募をいただきまして誠にありがとうございます。

今回の第1弾「密室」というテーマは、非常に取り組みづらいテーマでありながらも、独創性に富み、様々な解釈の元、密室が描かれた作品が多数ございました。その中でもとりわけSAIチームの目を引いた作品に対して今回の優秀賞を選ばせていただきましたので、下記の詳細を是非ご覧いただければ幸いでございます。

選考のポイントや、受賞の理由などにつきましても一部ご紹介しておりますので是非次回以降のコンテストにご応募いただく際にご参考頂けますと幸いでございます。

プロデュースワーク
決定の理由

まずは、脚本を読んでいて、情景が目に浮かぶかどうか、キャラクター設定がはっきりしているかどうか、伏線があるならばしっかり回収されているのかどうか、驚きがあるのかどうか、ストーリーの山と谷が表現されているかどうか、どのようなオチか、それは心が動くのか。このようなポイントを通常見させて頂いております。また、弊社はエンターテイメント性を重視しております。

脚本はどんなに優れた作品でも映像化をする上で推敲が必要ではありますが、本作品は、非常に将来性を感じました。

また、チームとして一丸となって映像化をさせていただく中で、実際に一緒に夢中になってやっていただける様子が想像できるかどうか、というのも大変重要なポイントでございました。
過去のご作品も参考までに見せていただきましたが、どのご作品もテイストは違えど面白くしっかりとした作品であり、大変恐縮ながら、底力のある方ということがわかりました。

本作品を世に出したいという思いをSAIチーム全員で共有化するに至り、現在映像化に向け急ピッチで準備を進めているところです。皆様、乞うご期待。

あらすじ

狭苦しい物置のような小部屋の真ん中に置かれた、一台のパソコン。スーツ姿の青年・弓削のぼるが額に汗を滲ませ、必死の形相でそのパソコンに向かっている。壁の向こうからは賑やかな音楽、たくさんの笑い声や拍手が聞こえてくるが、物凄い集中力で作業をする弓削の耳には届かない。彼は、結婚式の様子を撮影して披露宴のラストに上映する、エンドロールムービーの編集マンだった。

華やかな披露宴から隔絶された、その編集部屋を出入りするのは、弓削の相棒である女性カメラマン・矢野まどかのみ。矢野が結婚式の様子を撮影し、その動画データをもらった弓削が編集を進める。これを繰り返すことでエンドロールは完成するが、限られた時間の中で編集するには相応の技術が求められ、その上、撮影中のアクシデントや機材トラブルなど、不測の事態により上映が不可能になることもあり得る。即日編集のエンドロールはリスクが大きく、編集マンはそのプレッシャーに耐えながら人知れず編集を行わなければならない。

しかし、弓削にとっての試練はそれだけではなかった。偶然にも、その日の新婦は弓削の高校時代の彼女・今村タエだったのだ。もっとも、カメラマンである矢野と違って、結婚式の表舞台に立たない弓削がタエと顔を合わせることはなく、弓削が目にするのは動画データの中に存在するタエの姿だ。編集を進める間、図らずも彼女と過ごした日々が思い出される。タエに多少の未練がある弓削にとって、このエンドロールを完成させることは、彼女との決定的な別れを意味していた。閉ざされた部屋の中、泣き虫エンドローラー・弓削のぼるの孤独な闘いが今、始まる。

受賞者コメント

●作品を書いた時の気持ちや取り組みについて

この脚本はノンフィクションではありませんが、実際に自分が経験したことや感じたことを元に書きました。同じような状況に立った時、目の前のトラブルに右往左往しながらも、「これを題材に書かなきゃもったいない!」と思ったことを覚えています。書いている時は、舞台裏的でミニマルな題材をいかにエンターテイメントとして成立させるか、という点に力を注ぎました。

●受賞について

未熟な点も多々あったかと思いますが、評価して頂いたことに心から感謝しています。嬉しい気持ちとともに、ようやくスタート地点に立てたような感慨があります。これからも精進していきたいと思います。ありがとうございます。

選考チームコメント

北山益春様と、また、この作品と出会えたことに感謝をしています。タイトル(仮称)からは想像できない奥行き、感動がある作品でした。
プロデュースチームで会議を行い、業界関係者に感触を聞いてみたところ、内容に対する反応が良く、かなり面白い展開になるのではないかと考えております。

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